不思議な楽器の説明を

       コンサート 御報告


 よりによって…こんな日に・・・。

外は台風の風が吹きすさび、時折横殴りの雨が。

台風15号は、随分遠いというのに、その影響はすごかったのです。

ですが、準備は着々と進められました。

夕刻には、そこここからいらっしゃるお客様。

全員集合いたしました。

お天気の不具合の中、ありがとうございました。


そして、開演です。



優しいリュートの調べ、そして平井さんの美しい歌声。

後半に入ってきた前田さんのフルート。

どれも室内楽にぴったりの、まろやかな音です。

佐野さんのリュートのレクチャーや、平井さんの説明、前田さんの楽器の説明など

時代と共に、音の出し方や楽器の様子などが変わっていった様子が分かりました。

そんな昔々の、消えゆく音楽に魅せられた人々、

それが、古楽の演奏者なのだと感じました。

古い楽譜をひも解き、楽器を復元し、音を探し当て・・・

そんな方々の静かな情熱にも 魅せられました。


平井さん、佐野さん、前田さん、

素晴らしい演奏を、本当にありがとうございました。








十八世紀音楽祭協会HPより抜粋

前田りり子/フルート    HP 『りり子の部屋』 をご覧ください

歌とリュートによる 『ダウランドとパーセル』

イギリス歌曲の花園
 今回の音楽会には 初登場の平井満美子さん・佐野健二さん御夫妻に、前田りり子さんのフルートを加えて、 ダウランドとパーセルのイギリス歌曲をお贈りします。エリザベス王朝時代に活躍した憂愁の吟遊詩人ジョン・ダウランドと、激動する王政復古時代のイギリス 宮廷に仕え、36才の若さで夭折した天才児ヘンリー・パーセルの歌曲を、しめやかなリュートの音にのせてお楽しみ下さい。

平井満美子(ソプラノ)
佐野健二(ルネサンスリュート、アーチリュート)
前田りり子(フルート)

 ジョン・ダウランド(1563-1626):Come heavy sleepe  来たれ重い眠り
 ジョン・ダウランド:Sir John Langton's Pavan  ラントン卿のパバーヌ
 ヘンリー・パーセル(1659-1695):Musik for a while  つかの間の音楽
 ヘンリー・パーセル:From Rosie Bow'rs バラの館より  ほか

平井満美子/ソプラノ
  神戸女学院大学音楽学部声楽科卒業。卒業後、古楽の演奏に興味を移し 研究を始め、E.カークビー、J.キャッシュ、C.ボットらに学ぶ。現在、ルネサンスよりバロックを中心に、イギリス、フランス、イタリア、スペイン、ド イツの幅広いレパートリーを持つ、数少 ない古楽の歌い手として活動している。多くのコンサートと録音を行い、その演奏は新聞、音楽誌等にて常に高く評価されている。現在まで に発売された佐野健二とのデュオCD全ては雑誌「レコード芸術」「音楽現代」の推薦盤に選ばれ、デュオリサイタルに対しては「大阪文化祭本賞」を受賞して いる。アーリーミュージックカンパニー/EMCluteレコード主宰。 NHK文化センター講師。

佐野健二/リュート
  英国・ギルドホール音楽院首席卒業。ギターを岡本一郎、H.クワイン、B.オー、J.ブリームの各 氏、リュートをA. ルーリー、N.ノース、J.リンドベルイの各氏に師事。演奏活動に対し、「ジョン・クリフォード・ペティカン賞」「ロンドン芸術 協会選出1978年度新人音楽家」「大阪文化祭奨励賞」「音楽クリティック・クラブ新人賞」「神戸灘ライオンズクラブ音楽賞」「大阪文 化祭賞」(2回)を受ける。現在、ルネサンス、バロック期の撥弦楽器 を中心に、独奏・伴奏・通奏低音奏者として演奏、録音活動を行っているが、そのレパートリーは民族音楽より現代音楽にまで及んでい る。アーリーミュージックカンパニー/EMCluteレコード主宰。相愛大学非常勤講師。

開演を待つ観客

第160回  隆太窯コンサートの御案内   平成23年 9月20日(火)
                             
 於:隆太窯
                             
開場: 6時
                                       開演: 6時30分

                         
チケット代:10000円
                               定員:60名