第162回


第162回 隆太窯コンサート   

2014年10月30日(木) 午後6時半開演  於  隆太窯



Soldier’s songs Songs of love and loss in time of war

The Soldiers’ Songs of Captain Tobias Hume. ヒューム大佐、兵士の歌

 

デボラ ヨーク (ソプラノ)

仙波恵理子 (ヴイオラ・ダ・ガンバ)

 

プログラム

第1部

Touch me lightly (Hume) そっと触って

She moved through the fair (Irish folksong)  あの娘は市場を抜けていった

A Question (Hume) 質疑

The low, low lands of Holland (English folksong) 低地オランダ

A Soldiers Resolution (Hume)  兵士の決意

The Souldiers Song-A Soldiers Galliard  兵士の歌-兵士のガリヤルド

Captaine Humes Pavin  ヒューム大佐のパヴァーヌ

Tobacco 煙草

第2部

A Souldiers March (Hume) 兵士の行進

Death (Hume) 死

Flow my tears (John Dowland) 流れよ、我が涙

What greater griefe (Hume)  何という深い悲しみ

Harke, harke (Hume)  耳をすませば

Alas Poore men (Hume)  ああ、哀れな男達よ

Tickell, Tickell (Hume) こちょこちょ

Fain would I change that note (Hume)  音を変えようか

Life (Hume) 生

 


トビアス・ヒューム『音楽の諧謔』より  17世紀イギリスの作曲家、トビアス・ヒューム(1569?—1645年)は軍隊の大佐。ヴィオラダガンバの名手としてその名を馳せていました。 大佐の遺したユニークでユーモラスな楽曲を中心に、イギリスの歌をヴィオラダガンバとソプラノのデュエットでお届けします。




演奏家のご紹介

Deborah York(デボラ ヨーク)ソプラノ

 その柔軟でドラマティックな表現力で活躍する、イギリス出身の歌手。バロックおよびクラッシック音楽を専門とし、トンコープマンやフィリップヘレヴェッヘなどの古楽グループと共演が多い彼女ですが、2013年にはクラウディオ・アッバード指揮ベルリンフィルハーモニーとの共演でメンデルスゾーン『真夏の夜の夢』を演奏、この公演はアッバード最期のコンサートシリーズの一回となり好評を博しました。現代音楽の分野でもハリソン・バートウィッスルのオペラ初演を行うなど、広い分野で精力的に演奏活動を行っています。今回は生粋のイギリス人である彼女によるイギリス歌曲をお楽しみ下さい。



仙波恵理子(せんばえりこ)ヴィオラダガンバ

 中野哲也氏、上村かおり氏の元でヴィオラダガンバの薫陶を受ける。1998年渡欧。ベルギー王立音楽院にてヴィーラントクイケン、フィリップピエルローに師事、修士課程を卒業。在学中よりジャンクロードマルゴワール、ガブリエルガリドー、のオーケストラで演奏会、および録音に参加。ベルギー国内ではニコラアクテンと共にアンサンブルスケルツィムジカーリを創設し、リチェルカーレ、アルファ、ドイツハルモニアムンディなどのレーベルでCDを録音、ディアパゾン5の好評を得た。また、演劇音楽の分野でもゲント国立劇場やテアトルトランスパランなどの公演に参加している。